自分と折り合いをつける
初めて自分を嫌いになったのは
いつですか?覚えていますか?
自己嫌悪することって
誰にでもあるよね
友達や家族に凄えヤツとかいたり
したらさ、比較して劣等感を持つ
ありえない失敗や恥をかいてさ
不名誉なレッテル貼られたりさ
僕にも経験あるよ
「俺は欠陥品なんじゃなかろか?」
「産まれてきて良かったんかな?」
みたいなネガティブな自問自答が
エンドレスリフレインしてる状態
自己嫌悪してる時って
自分の未熟さや過去を裁いてる
「判決を言い渡す、お前はカスだ」
「よって生きる資格なーし!」
ってな感じですよ
ここで2つのタイプに分かれるよね
外攻撃タイプと内攻撃タイプ
外攻撃タイプは他人のせいにする
自分を裁いた刀で他人も裁く
親に当たったり弱い者に当たったり
社会や環境のせいにしたりする
内攻撃タイプは自分を切り刻む
突発的には最悪な選択しちゃったり
酒なんかに溺れて緩慢な自殺したり
自傷行為や引き籠りしたりする
僕は内攻撃と外攻撃の混合だったw
小学生の時はズドーンと凹んでも
心の中に神様ホットラインがあって
「いやそんなことないよ!」って
ネガティヴを消し去ってくれた
中学生の頃は劣等感の裏返しで
社会を斜めに見てたし
学校の先生に完璧な人格を求めて
反抗しまくっていたかな
高校に入ってラグビーやったり
彼女ができたりして
世界が自分を中心に回っている
そんな根拠のない万能感を持ったり
新聞奨学生として大学通ってる時に
彼女を孕ませてしまって
「産んでくれ」って言っても
「ハイティーンブギじゃあるまいし
ふざけんな」と言下に否定されて
俺の知らん間に親に相談して
堕ろしてしまって事後報告されて
情け無さと不甲斐なさに茫然自失
半年くらい自己否定で歩く屍状態
離婚した時もそうかな
「他に好きな人ができたの」
この一言で充分なんだけど
これが絶縁の儀式と言わんばかりに
人格否定や能力否定のオンパレード
「あなたの遺伝子は要らない」
とまで言われたからね
これはもう生物学的存在価値の否定
まあ、私には必要ないって意味で
この世に必要ないとは言ってないの
かもしれなかったけど(´∀`=)
その後はしばらく呑んだくれる生活
ひとりぼっちの家に帰っても辛い
呑んで呑んで呑まれて呑んで
池袋の夜の帝王って異名がついたw
他人からのネガティブな評価を
丸ごと受け入れちゃダメだ
言ってる方は忘れてしまうくらい
なんの気なしに言ってたりする
あなたの一面しか知らないし
そもそも興味もないのかもしれない
そんな他人の言葉を真に受けて
信じるなんてどうかしてるぜ
受け入れた瞬間にそれは呪いになる
あなたの行動や選択に影響を及ぼす
小説家になりたいなんて淡い夢を
持っていた頃はモラトリアムにいて
正社員として組織に属することを
了としなかった
派遣社員だったオイラに
「住宅ローン組めないもんねぇ」
ってしみじみ言った元カミさんの
その言葉がどっかに引っかかってた
だから今の会社で派遣から正社員に
というオファーをすんなり受けたんだ
その当時は気が付かなかったけど
選択に影響を与えているトラウマなんだ
そんな呪いも昨年に解けた
それは不動産投資を始めて
中古ワンルームマンション2部屋
5千万の事業ローンで購入した
それだけの社会的信用を得ていた
それに気付いた瞬間に我に返って
自分を押し殺してまで組織に属する
意味がもう見出せなくなっていた
俺だって住宅ローンも組める
都内に一戸建ても購入できる
ただ俺がそれを選んでなかった
欲しいと思ってなかっただけだ
ということを自分に証明できたわけ
ずいぶん長いことかかったけど
お陰でこの会社で多くを学べたから
いまはとても感謝しているよ
「俺は罵倒されても平気!」
「他人の物差しに左右されない」
そう自分に言い聞かせていたら
誰だったか忘れたけど
「なんでそんなに優しいの?」
って問われたことがある
それって優しいってことか?って
ちょー意外な問いだったけど
シリアスは茶化したい典型的B型な
オイラは笑いながら
「俺の心の中には海がある!」
「ぶっ(笑)、で?」
「その海にイルカが一頭住んでて、
自由気ままに楽しそうに泳いでる、
そんで時々ピョコンと頭を出して
クェって鳴くんだ」
「なんじゃそりゃ!(爆笑)」
こんな思い付きで出任せに言った
くだらない言葉が僕に魔法をかけた
自己嫌悪や自己否定が頭をもたげ
ネガティブな呪いが襲ってくると
僕の心の中に大海原が広がって
一頭のイルカが現れてクェって鳴く
「OK!OK!大丈夫だぜ!」
僕はイルカにルンバって名付けて
ルンバのテーマという曲を作り
🎵ルルンバルン
♬ルルンバルン
🎶ルルンバルンルンルン
なんて鼻唄をハミングしながら
ズンズン前向いて歩いていく
たとえ僕を拘束して拷問して
首を切り落としたとしても
どんな大金を積んだとしても
どんな権威が命令したとしても
僕の心の中の大海原と
そこに住むルンバだけは
誰にも奪えない
暴力に屈せず
財力に媚びず
権力に阿らず
僕の真の強さはココにある
だから傍の人に優しくもなれる
不安や恐怖と向き合うコトもできる
僕はこうやって長い時間をかけて
自分と折り合いをつけてきた
もともと自分大好き人間だけど
凹みやすかった部分が改善されて
ますます自己承認が進んだ
根拠なく未来の自分を信じる事が
できるようになったんだな
あなたの心の中に海はありますか?