9.習慣を作る
人間はパターンの生き物と脳神経科学者は言います。
習慣が人を作っている、肉体的にも精神的にも、
との説は確かに一理あると我が身を振り返って感じます。
悪い習慣(暴飲暴食やダラダラスマホいじりなど)を手放して、
良い習慣(早寝早起きや読書・運動など)を身に付けた方が、
きっと人生は豊かになるに違いないとは思えど、
いままでの出来上がったパターンを変えるのは、
なかなか簡単にはいきませんよね。
スティーヴン・R・コヴィー著の「7つの習慣」は、
’96年に日本語訳が出版されて200万部を売上げました。
しかし成功者がそれだけ増えた様子がないので、
読んでも実践できてない方が大半なのでしょう。
ご多聞に漏れず、僕もそのひとりでした。
新しい習慣は3週間、21日間続けば、身に付くと言われます。
最初は意志の力で頑張って続けていき、
21日続けば、やらないと気持ち悪い状態になります。
それが出来れば誰も苦労しない?
新しい習慣を身に付けるコツを炎の講演家鴨頭嘉人さんが、
YOUTUBEで拡散していました。
いまある習慣に新しい習慣を合体させる。
動画では鏡の前で歯磨きしながら笑顔の練習をしよう。
とおっしゃってました。
なるほど毎朝の歯磨きという、いまある習慣に、
新しい笑顔の練習という習慣を合体させたわけです。
これは試してみようとやってみました。
通勤通学中にスマホで将棋ゲームしている習慣を、
ゲーム感覚英会話アプリを使う習慣に置き換える。
通勤時にエスカレーターを使って昇降していたのを、
階段一段飛ばしで呼吸と姿勢を意識して昇降するに置き換える。
毎日風呂あがりにビールを飲んでいたのを麦茶に置き換えて、
冷蔵庫開ける前にそこに置いてある体重計に乗る。
割と簡単なことから古い習慣に紐付けたり置き換えたりしたわけです。
これらはみなうまくいきました。
会社を辞めて通勤時間がなくなったので、
また新しい習慣を作らなきゃなりませんが。
工程表で定めた取り組みも習慣にしていきましょう。
常にその目標の優先順位を高く意識したいですね。
飲み会に誘われた時、いままで二つ返事でOKしていたなら、
そこでいったん工程表を思い出す癖をつけたいものです。
今日は帰ってやることがなかったか?
あまり深酒すると寝る前の日記付けができるかな?
などと少しだけ目標に想いを寄せることです。
それだけで結果、飲み会に行って深酒しても、
その分をどこで取り返すか、自然と考えているものだし、
愚痴ばかりで楽しくなさげな飲み会なら、
キッパリ断ることもできるようになります。
そこまで主体的に考えて選択した宴席なら、
そこで関わる人とも有意義な時間にしたいと考えるでしょう。
自分の人生を成り行きではなく主体的な選択をして舵取りをしていく。
条件反射で動くゾンビのようではどこに行き着くかわかりません。
また人間には厄介な思い癖、思考癖があります。
「どうせまた肝心な所で足を引っ張られて失敗するんだ」
と思い込んでいれば、そういう現実を引き寄せます、
それは自己暗示で自分に呪いをかけているのに等しく、
そう引き寄せるような選択を結果的に日々しているのです。
逆に「必ず解決策はあるはずだ」と考えて探していれば、
それは見つかったり、天啓が降りてきたりするものです。
求めよ、されば与えられんってわけです。
どうせなら良い思考癖を付けたいものですね。