5.作業に落とし込む
工程表の横軸が時間軸なら縦軸には工種や工区が入ります。
つまりタスクリストが縦に並ぶことになります。
「to do list」 と言っても良いかも知れません。
目標達成のために日々、何に取り組むか決めます。
そしてこれにはリサーチが欠かせません。
多くの人が我流でタスクを決めてしまうのです。
そして結果が出ないと「おかしいな」と首を傾げて、
学習や練習の質を変えずに、量だけを増やします。
その前に、まず結果を出している人に学びましょう。
結果を出している人に倣う、真似る。徹底的にパクる。
結果を出している人に共通する取り組みを知ること。
こんな簡単なことでも実行している人は多くありません。
自分が目指す道の先駆者をリサーチしないなんて、
ありえません。
サッカーや野球など団体競技の部活動では、
どこの学校も似たような練習をやっています。
強豪校の練習メニューを真似ているからです。
似たような練習をしているのに、実力差はなかなか埋まりません。
それは取り組む姿勢が違うからかも知れません。
強豪校がトップを目指して日々研鑽しているのに比べて、
弱小校はおざなりの練習、練習のための練習を、指導者に指図されるまま、
やらされ感たっぷりに、メニューをこなしているだけになりがちです。
意図をもって苦手を克服するために練習に取り組み、
こうしたほうがいい、こうあるべきだと、
互いに指摘し合うような環境があると、進歩も早いのです。
また強豪校は果敢に新しい練習法や強化策を試します。
そのための情報収集も怠りません。常にアンテナを張っています。
試してみて効果がなければ、また創意工夫を重ねたり、
他の方法や策を試したりと、進化し続けていきます。
工程表のタスクリストも、そうやって試行錯誤することになります。
トライ&エラーを重ねて最善を求め、進化し続けていくものです。
だから最初から完璧なタスクリストを作成できるなんて思わなくていい。
最初はとにかく走り出すことの方が重要です。
「準備ができたら始めよう」と言ってたらいつまで経っても始らない。
まず一歩踏み出してみる。走りながら考えるのが正解です。
走りもせずに助言を求めても、「まず走ってみて」と言われるだけです。
遅かろうと、フォームが悪かろうと、まず走って見せることで初めて、
腕をもっと振ってとか、膝をもっと上げてとか、助言して貰えるのです。